ゴーストライター

ゴーストライター [DVD]

ゴーストライター [DVD]

ニコニコ動画の映画チャンネルは期間限定ながら25pt(円)で視聴ができる作品があります。
その中にあった『ゴーストライター』というタイトルに興味を惹かれて視聴しました。

監督はロマン・ポランスキー氏です。2002年に公開された『戦場のピアニスト』ではアカデミー監督賞を受賞し、当時69歳と7ヶ月で同賞の最年長受賞者となりました。本作はロバート・ハリス氏の小説を元に2010年に公開されたものです。

ゴーストライターを仕事としている主人公(ユアン・マクレガー氏:『スター・ウォーズオビ=ワン・ケノービ役など)は本作で名前を呼ばれることはなく、自らのことを「ゴースト」と呼んでいます。
元英国首相のアダム・ラング(ピアース・ブロスナン:『007 ゴールデンアイジェームズ・ボンド役など)の自伝を執筆することになりますが、仕事が決まった直後に暴行を受けて持っていた原稿を奪われてしまう。
さらに執筆の前任者は不可解な死を遂げているなどで疑問が大きくなっていきます。そして偶然発見した前任者の資料とラングへのインタビュー内容との食い違いから、徐々に危険と真相へ近づいていくサスペンス映画です。

アメリカやイギリスの政治背景は知りませんが、それでも物語は丁寧に進んでいくので難解という印象は受けません。
雨や嵐の場面がほとんどで音楽も不安を煽るようなものが多く、全体的に薄暗い印象を与えていますが、港で佇む主人公の姿などはとても美しく感じました。
また主人公はラングとのインタビュー中に「嘘は書けない」と言っていたとおり、駆け引きや相手を騙すようなことはせずに知り得た情報を相手にぶつけて出方を待つタイプのようです。
そのせいもあってか話は冗長という印象は受けずにテンポよく進んでいきます。
しかし最後の黒幕に対して真実を突きつけるような真似はカッコイイけど他にやりようがあるように思えたのは野暮でしょうか。
今度は名前だけ聞いたことのある『戦場のピアニスト』も見てみたいです。

ラーメン 渡なべ

久しぶりに外食をしようと思ってグルメサイト「食べログ」でお店を調べてみると、近くにある「渡なべ」というラーメン屋さんが有名だとわかりました。
こちらを経営されている渡辺樹庵氏は、このお店だけでなく神保町の「神保町 可以」、町田の「基 motoi」など3店舗のお店を経営しています。また川越の「ごきげんや」、池袋の「瞠」など数々のお店のプロデュースも手掛けていて雑誌で取り上げられることも少なくないようです。

「渡なべ」の公式サイトには営業時間が20時までとなっていました。しかし「食べログ」で確認すると21時になっています。20時30分ごろに家を出たので開いているか少し不安でしたが、まだ営業していたので良かったです。
お店は早稲田通りと明治通りとの交差点にある「松屋」のすぐ横の小道を入った先にありました。外装は小さな看板が出ているだけで他のラーメン屋さんのように飾りっけはありません。店内はカウンター席が8つだけと狭く、厨房を見なければシンプルでオシャレなBARのような雰囲気でした。

注文は入り口に設置してある食券機で行います。味玉ラーメン(900円)とトッピングのネギ(150円)を選びました。ご飯(150円)かちゃーしゅーご飯(300円)も頼みたかったのですがすでに売り切れになっていたので残念です。

出来上がったラーメンはネギが山盛りになって届きました。
スープはとろみがあって豚骨に魚介の風味があり味は濃くてとても自分好みでした。
チャーシューは柔らかくて口に入れるとすぐにとろけるようですごくおいしいかったです。
メンマは非常に大きくて3枚もあり、自分の知っているコリコリとした食管とは違って煮詰めたような柔らかくてスープとの相性も良かったです。
玉子は半分にしてみると半熟で黄身がとろりとしていて食欲がそそられます。
しかしネギのトッピングは量が多すぎて後半は少し飽きてしまい、無しにするかチャーシューにしておけば良かったと思いました。

こってり好きにはとても好まれると思いますが、お値段の割に量はそれほど多くありません。落ち着いた雰囲気のお店ですので女性がラーメンを食べてみたいと言われたらお勧めしてみるといいかも知れません。

営業の見える化

営業の見える化

営業の見える化

日記を書くためにいろんな種類の本を読んでみようと思い、Amazonのレビュー数が多かった本書を購入しました。本屋へ行って興味のあるものを探してみるのも楽しいのですが、思い立った9月30日は台風17号が直撃していて外が大荒れになったために諦めました。

本書の始めに営業とは会社の外にいるため何が行われているのか一番見えない仕事であると述べています。そのため企業は営業がサボっていないかチェックしようとし、営業は都合の悪いことは報告しないようにしてきました。こういった騙し合いでは問題が起こっても担当の営業しかわかりません。
結果だけでなくプロセスを他の人が見えるようにすること(見える化)で、問題を素早くフォローすることや事前に指摘することができると述べています。

まずはGoogleが提供している無料のグループウェアなどを使って、スケジュールの共有を社員同士ができることを推奨しています。そうすることで上司はいつでもどこでも社員の状況を把握できますし、アドバイスも行いやすくなります。

また経験の浅い新人が企業に訪問した場合、聞くべきことや伝えるべきことがしっかりと行えていない場合があるので、必要な情報が漏れないようにパワーポイントで提案書などの基本フォーマットを作成して共有することが望ましいとしています。
さらに経験の豊富な上司と事前にシミュレーションを行いどのように商談を進めていくかを確認して、足りないところを補うことや過去のさまざまな事例なども伝えられます。
時間は取られてしまいますが、どのように商談が行われているかを事前に把握することができます(見える化)。

内容は一営業マンがどのようにして顧客を獲得するかというよりも、管理者の立場から社員のスケジュールやどのように営業を行っているかを明確にすることで効率性を上げるかということだと思います。そのためには情報の共有が必要となりますので、何度も注意を受けている連絡や報告や相談の重要性をさらに感じさせられました。

東京ゲームショウ2012

東京ゲームショウは年に1回行われる日本最大級のゲームイベントです。
各企業が出展した未発売の新作タイトルなどを実際に試遊することもできます。
またイベントとして開発者のインタビューや新しい情報の発表、来場者特典の配布も行っておりゲーム好きには大変楽しめるイベントです。

自分は各社のブースを見て周り写真を撮ってレポートの記事を作成する仕事のために、20日のゲーム業界の関係者や報道関係者のみが来場できるビジネスデイと、22・23日の一般公開日に訪れました。
非常にたくさんの人で溢れ、後に発表された来場者数は過去最大となる22万2668人だったそうです。
仕事のために来たのですが、魅力的なゲームに囲まれて少し浮かれてしまったのも事実です。
しかしイベントが終わって実際に記事を書こうとすると、非常に時間がかかってしまい文章の内容も読みづらく、仕事としては散々な結果になってしまいました。

そこで再びこういう機会があった場合、どうすれば上手く作業ができるかを考えてみました。
まずは事前に各社のタイムテーブルを記事の下書きとして残し、その過程で何が行われるかを把握しておけば作業もスムーズにできたのではないかと思います。
レポートの対象とするブースも早い段階で決められますし、イベントに使用されたゲームの内容やルール、参加者のプロフィールなども記事を起こす前に調べておけば時間の猶予も生まれてくると思いました。

あとは文章を書くスピードと質の向上です。
数をこなすしかないのかもしれませんが、以前教えていただいた良いと思った文章を真似して書いてみるというやり方を実践していこうと思います。

それと今回注意していただいた読者の立場になって記事を作るということ。
加えていまだにできていない報告・連絡・相談の徹底。

イベントの内容というより反省文のようになってしまいましたが、こういうことがあったということを後に思い出せるよう書き残しておきます。

中村信仁 - 営業の魔法

この本のレビューに、営業職の仕事以外の人ても、コミュニケーションの基本として読んでみることをお勧めするとあったので購入してみました。
内容は、新人の営業マンで契約が取れずに悩んでいる主人公の小笠原さんが、同じ喫茶店に入ってきて、相手の方から感謝までされながら契約を取る紙谷さんの姿を見て驚き、声をかけて営業についてのテクニックを学んでいくお話しです。

本書では営業のテクニックについて、12の魔法という形で紹介しています。
その中で気になったものは

「売らない営業」
物を売ろうとするのではなく、相手の問題解決を手伝うという意識を持つこと。

「二者択一法」
漠然とした質問をするよりも、イメージしやすい答えとなるものを二つ用意して、相手に選択してもらうほうが答えやすく、会話もスムーズに成り立つ。

「類推話法」
例え話を交えて相手に伝えたいことを話すことで、第三者の言葉として利用できるため、謙虚な姿勢を保ったまま活用できる。

小説のように物語風に書かれていて、主人公が徐々に成長していく過程は感情の移入もしやすく、非常に読みやすかったです。
本の中でよく登場する言葉「幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる」にも意識していこうと思います。

営業の魔法

営業の魔法

酒食三昧 紅梅

どこかで食事をとろうと早稲田通りを歩いていたときに、「マグロ丼」と書いてある看板が目につき、そういえばこっちに来てから魚を食べてないなと思い入ってみました。

お昼前の11時半ごろでしたが、お店には女将さん(?)1人とお客さんが2人。
後からサラリーマン風の方も2人入ってきました。
こぢんまりとした店内の壁や棚にはたくさんの日本酒が並べられており、女将さん(?)も明るく話しかけてくれて、きっと夜は仕事帰りや近所のおっちゃん達の憩いの場所なんだろうなと思いました。

自分が注文したのはもちろんマグロ丼(700円)です。
なかなかボリュームがあります。
マグロの味は普通といったところですが、シソが乗っていてその風味を楽しめます。
お味噌汁は、最近だと某牛丼チェーン店のものぐらいしか飲む機会がなく、実家で飲んでいたような味に久しぶりに出会えて、少しほっとしました。

串揚げや馬刺し、くじら刺し(東京では珍しい?)などお酒のつまみなりそうなメニューも色々あったので、一度夜にも行ってみたいと思います。

加藤昌治 - 考具

自分は頭が固く、アイデアを出すのも苦手だったので、amazonのレビューに惹かれて購入しました。
本書は広告代理店の博報堂に勤める方が書いたものです。
イデアを出すために考える道具を「考具」と呼び、その使い方を紹介しています。
21種ある中で自分が気になったものは。

カラーバス
出かけるときに「今日のラッキーカラー」を決め、その色を意識して見る、見えるから見るへ。
色という共通項目で括られたアイテムを一緒に想起することは普段ありません。
本書でよく登場している「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という言葉が示すように、この一見関係なさそうなものたちが自然に集まり、要素を増やしていくことでアイデアが生まれるかもしれません。

オズボーンのチェックリスト
転用したら?応用したら?変更したら?拡大したら?縮小したら?代用したら?置換したら?逆転したら?結合したら?の9項目にテーマを当てはめることで、アイデアを生み出すというもの。

マインドアップ
大きめの紙を用意して、中央にテーマを書く。
そのテーマから思いついたことを周辺に書いて、中心のテーマと線で結んでいく。
それを繰り返すことによって放射線状に言葉やキーワードが広がっていきます。
こうして頭に思い浮かんだことを文字に書き出すことで、頭の中を整理ができ、テーマに対するアイデアが膨らんできます。

本書には、アイデアマンになるかどうかは後天的なものだと書いています。
普段の生活で見聞きするものを、アイデアのヒントにならないか?と意識をして、インプットすることでアウトプットの材料を蓄えることが大事だと。
読書はもちろん、色んな人と話したり、色んなところへ出掛けて行きたいですね。

終章に書いてあったのは「あなたにとって最大の問題は、読んで、分かって、やらないこと」。
というわけで、まずは気になった「考具」や言葉を付箋に書いて、ディスプレイの縁に貼りつけることを始めました。
あとはでかけるときにカラーバスを意識できるよう、ドアにも付箋をペタリ。
とりあえず、やってみよう。

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

考具 ―考えるための道具、持っていますか?