Green Day

私が高校生の頃、音楽好きの友達から借りたCDにGreen Dayというアメリカのバントがあって、英語はさっぱりわからないのですがメロディが気に入ってよく聴いていました。
CDを返した後もまた聴きたくなって初めて購入した洋楽のアルバムがGreen Dayの「Dookie」です。1994年に発売されたこのデビューアルバムは世界総売り上げが2,000万枚を突破したモンスターアルバムとなりました。中でも代表曲の「Basket Case」はバラエティ番組で使われているのを聴いたことがありますし、Avril Lavigneがカバーしたことでも有名です。

音楽としては攻撃的なパンクをポップに仕上げています。
そのため他のパンクと呼ばれるバンドからは大衆受けを狙った偽者だという批判をたびたび受けていました。私としては音楽のジャンルという括りは曖昧で、聞く側からするとそれほど重要なものではないと思っています。パンクについてはその発祥といわれているSex Pistolsというバンドを題材にして後日紹介する予定です。

私が就職で大阪へ出てきてからは色んなバンドのライブを見る機会が増え、2002年の春には大阪城ホールGreen Dayのライブを見に行くことができました。この日はインディーズアルバムながらミリオンを記録したモンゴル800と、現在は解散してしまいましたが主要メンバーは別のバンドで活動を続けているGoing Steadyの2組が前座として盛り上げてくれます。
そしてGreen Dayが登場すると会場は割れんばかりの歓声に包まれ、これまでに何度も聴いてきた楽曲を生で聴けてとても興奮しました。ボーカル・ギターのビリー・ジョー・アームストロングは観客をステージに上げて自分のギターを弾かせ、さらにそのギターをプレゼントするなどファンサービスも旺盛で見ていて楽しかったです。(こういった行為が反骨精神の塊であるパンクロッカーからすると軟弱に見えて批判の対象になるのかもしれません)

ライブが終った後は興奮と開放感で一緒に参加した友達と感想やくだらないことを喋り続けていました。会場でピョンピョン飛び跳ねていたせいで帰りの電車では疲労感でぐっすり眠ってしまい駅を寝過ごしてしまったのを覚えています。
当時を思い出しながら文章を書いていると久しぶりにライブへ行ってみたくなりました。